レグルスに火星が大接近　2013年10月15日から16日

　しし座の1等星レグルスといえば、2013年7月22日に金星が1.1度まで近づいたのを思い出します。今度は10月15日から16日にかけて、火星が大接近します。最も近づくのは15日の21時頃で、0.9度を少し超えたところまで近づきます。しかしこの時は地平線下にあるため、実際に両天体を見ることができるのは未明から明け方にかけてです。

　下の星図は10月16日4時頃、東天のようすです。勢いよく東の空から昇ってきているしし座の中に、レグルスがあります。そのすぐ左側に、1.5等で火星が赤く光っています。レグルスの明るさは1.4等ですから、明るさはほぼ互角です。両天体の間隔は1度を少し切るところまで近づいていますから、大接近といってもよいでしょう。この機会をお見逃しなく。

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