土星が西矩 2014年2月7日

 最近の土星は夜明け前の東天で高度を上げてきており、観測条件が良くなってきています。そして2月7日には西矩となり、太陽から西側へ90度離れた位置にやってきます。太陽と同じ方向に見える合から、太陽と反対側に見える衝に至るまで、ちょうど半分のところまでやってきたことになります。

 実際にかかる日数を調べてみましょう。土星が合になったのは2013年11月7日で、衝は2014年5月11日です。西矩は2月7日ですから、合から西矩にかかる日数は92日で、西矩から衝にかかる日数は93日で、ほとんど同じです。こちらの面でも合から衝まで半分のところまでやってきたといえます。

 現在の土星はてんびん座の中にあり、早朝3時頃だと南東の空に見えます。明るさは1.0等と明るいですから、付近ではよく目立っています。落ち着いた鈍い黄色の星を探しましょう。天体望遠鏡があれば、環が開いたカッコイイ土星の姿を見ることができます。これから衝に向けて次第に観測条件が良くなってくる土星を楽しんでください。

明け方で次第に見やすくなる土星



太陽系のようす

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