金星が最大光輝 2014年2月15日

 2014年の金星は、1月11日に内合になってから10月24日に外合になるまで、1年間のほとんどの期間で夜明け前に見られます。しかし昨年の夕方に見られた金星と同様、あまり高度が上がらず、目立ちにくい状態が続きます。ところで内合から1ヶ月ほどが過ぎた2月15日に、金星が最大光輝となります。それでなくても明るい金星ですが、最大光輝の頃には-4.6等という、とんでもなく明るい輝星として夜空に君臨します。星としてはあまりにも明るいですから、中にはUFOと勘違いする人もいるほどです。

 星図のように日の出から1時間ほど前だと、金星は南東の低い位置で見ることができます。金星からみて大きく左側には、七夕で登場する彦星こと、アルタイルが見えます。アルタイルは恒星としては明るい1等星に分類されますが、金星に比べるとショボく見えてしまいます。東から南東の方角が開けた場所から、一度ご覧になって比べてみてください。

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