月が火星とスピカの間に入る 2014年2月20日

 最近は星座に対する火星の動きが小さくなっています。これは3月2日に順行から逆行に移る留となり、動く方向が変わる時期が近づいているためです。先月から火星とスピカは比較的近い位置にいましたが、2月3日には4.6度まで近づきました。そして現在も、近い位置にいる状態が続いています。そんなところへ2月20日に、月齢19.9の丸みを帯びた月が火星とスピカの間に割って入り、両天体に近づきます。

 東京で月がスピカへ最も近づくのは0時過ぎ頃で、このときの間隔は1.1度しかありません。その後、月が火星にもっとも近づくのは9時前頃で、間隔は3.7度です。下の星図にある5時頃ですと、月との間隔はスピカが2.1度、火星は4度となっています。

 この後も何度か3天体の接近が起こりますので、オススメがあれば紹介したいと思います。

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