月と火星が近づく 2014年4月14日から15日

 火星が地球に最接近する夜、月と火星が近づいて縦に並びます。両天体が最も近づくのは、東京の場合で4月15日の1時3分ですが、14日の夜から近づいた状態を楽しむことができます。4月9日が火星の衝だったこともあって、月も太陽から大きく離れていることから月齢は14.9。15日が満月となっています。

 東京の場合、両天体の間隔は4.1度と大接近というわけではありません。しかし、-1.4等まで明るくなった火星と満月の接近は、見ごたえがあるでしょう。それに加えて月の左側には、火星との接近で最近おなじみとなった、おとめ座の1等星スピカもあります。スピカは月との間隔が7.4度、火星との間隔が8.5度と大きく開いていますが、こちらもいっしょに眺めてくださいね。

関連記事
  2014年3月18日から19日 月と火星とスピカが三つどもえ

つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド2014年