金星とアルデバランが近づく 2014年7月2日
金星は相変わらず日の出前の低い空で、異彩の輝きを放っています。金星は星座間を移動しながらいろいろな天体に近づきますが、7月2日には、おうし座の1等星アルデバランに近づきます。
最も近づくのは4時頃で、そのときの間隔は4.1度です。少し間隔が開いていますが、ピカピカ光る金星と、オレンジ色をしたアルデバランの接近は見ものです。できれば双眼鏡を使って、アルデバランを取り巻くヒアデス星団の星たちもいっしょに見ると、楽しさが増します。
日の出が近づくにつれて空がどんどん明るくなりますから、できるだけ早いうちに見るようにしましょう。