火星がスピカに接近 2014年7月14日
火星は3月26日にスピカへ近づいた後、しばらくの間離れていました。その後、3月2日に留となって、再びスピカへ近づき始めます。火星の動きは大きくありませんが、ジワジワとスピカとの間隔を詰めてきていました。そしてついに、7月14日にスピカへ最接近します。
昨年から今年にかけて、火星がスピカへ近づくのは3度目ですが、これが最後の接近となります。しかも今回は距離が近く、1.3度の至近距離まで近づきます。
火星は真っ赤な色が特徴の惑星ですが、一方のスピカは青白い色をしています。色の対比がとても美しいですから、このチャンスを逃さないようにしてください。下の星図のように、7月14日をはさんだ前後数日間は、両天体が接近した状態が続きます。7月14日がダメでもあきらめないでくださいね。