ガリレオ衛星の相互食 2014年11月
2014年はガリレオ衛星の相互食が起こる年です。相互食とは、衛星が別の衛星本体に隠されたり(掩蔽、えんぺいと読む)、別の衛星の影に入ったり(食という)することです。地球から見ると、数分から数十分の間減光し、一時的に暗くなるのが観測されます。
このような現象は木星の公転周期の半分である6年ごとに起こり、今回は2014年8月から2015年8月まで続きます。11月になって条件の良い相互食が見られるようになりますので、主なものを紹介したいと思います。
11月23日 ガニメデがイオを掩蔽
6.6分間にわたってガニメデがイオを掩蔽します。また、1.2分間にわたって皆既となり、イオは完全に隠されてしまいます。減光率は49%で、0.73等だけ暗くなります。
11月23日1時31.4分〜1時38.0分
11月30日 ガニメデがイオを掩蔽
11月23日と同じ組み合わせで、7.1分間にわたってガニメデがイオを掩蔽します。また、0.9分間だけ皆既となり、イオは完全に隠されます。減光率も前回と同じ49%で、0.73等暗くなります。
11月30日4時20.1分〜4時27.2分
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