月と金星と火星が間隔を開けて並ぶ 2015年3月22日

 3月22日の夕方は、金星と火星の間に月齢2.0という細い月が割り込んで、緩やかに並びます。先月2月21日にこの組み合わせで接近がありましたが、先月よりも間隔は広い目です。

 下の星図は19時ごろ、東京から見た西空のようすです。空が完全に暗くなるには、あと20分ほど必要です。月齢は2.0と非常に細いもので、下側が光っています。金星と月は肉眼で見えますが、火星は高度が6.8度と低いうえに 1.4等の明るさですから、少し見づらいかもしれません。月と火星の間隔は5.8度、月と金星の間隔は7.7度と広くなっています。

 翌日になると、月は金星よりも左上の方へ移動します。両天体の間隔は7.0度と相変わらず広いですが、23日もご覧になられてはいかがでしょうか。

3月22日19時 西の空のようす



月の形

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