月とアルデバランが接近 2015年8月9日

 先月からアルデバラン食のシーズンに入りました。その関係で、あと4年ほどは月とアルデバランが近づく機会が多くなります。

 今月は8月9日の明け方に両天体が近づきます。最も近づくのは東京だと9時32分ごろで、0.4度まで近づきますが、太陽が昇っているので観測できません。実際に見られるのは8月9日の夜明け前です。星図のように3時ごろの間隔は2.5度と、まずまず良い条件の接近です。

 月の形は半月よりも少し細く、左下側が光っています。おうし座のオレンジ色をした1等星アルデバランは、月が光る側にあります。今後も両天体の接近や食がたびたび起こりますので、条件が良いものを、都度紹介していきたいと思います。

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