2月2日の未明、月と火星が並びます。このペアは先月1度まで大接近したのが記憶に新しいところですが、今回はそこまで近づくわけではありません。最も近づくのは2月1日の18時半ごろですが、地平線下で観測することはできません。実際に観測できるのは日が変わってから、2月2日に月と火星が昇って以降になります。
下の星図は2月2日の2時ごろ、南東方向の低い位置を眺めたようすです。月の輝面比は0.45ということで、下弦の月よりもちょっぴり細いですが、ほぼ半月といってもよいでしょう。火星は月からみて右上方向、4.6度離れた位置にあります。明るさは0.8等で、ひところよりも少し明るくなってきました。今年は中接近の年ですから、今後火星の活躍に期待しましょう。
月の形 |