今月は3月1日に月と火星が近づきましたが、3月29日に再び近づいて両者が並びます。
下の星図は朝4時に南の空を眺めたようすです。今回の間隔は3.6度と、前回の2.8度よりも少しだけ広い目です。しかし、火星が地球へ急速に近づいていることもあって、火星の明るさは
-0.5等と、前回の 0.3等からワンランク明るくなりました。
ところで、火星から左下方向へ 6.4度離れた位置には、火星と赤さを競うことで有名な、さそり座の赤い1等星アンタレスがあります。また、火星から左方向へ9.7度離れたところには、落ち着いた黄土色をした0.3等の土星もあります。これら４天体をまとめて楽しむのがよいでしょう。
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