木星が合 2016年9月27日

 これまで良い観測対象として活躍してくれた木星が、9月27日に合となります。合とは惑星が太陽と同じ方向にやってくることです。下に示した太陽系の図を見ると、地球−太陽−木星がこの順で一直線に並んでいます。地球から見た木星は太陽を挟んで向こう側にあり、太陽と同じ方向に見えることがわかります。

 さらに、木星と太陽の赤経・赤緯差を示したグラフをご覧ください。太陽を中心として描いた木星の位置は、9月27日ごろに赤経差がゼロになっており、赤経の合であることがわかります。

このあと木星はしばらく観測できませんが、しばらくすると夜明け前に顔を見せるようになります。それまでしばらく木星の天体観測はお休みですね。

地球と太陽と木星の位置関係

木星と太陽の赤経・赤緯差グラフ

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