今月は久しぶりに月と金星が近づきます。当サイトで取り上げるのも、2月に紹介してから
8ヶ月ぶりになります。これまでの数ヶ月間、本当は毎月のように近づいていたのですが、太陽に近くて観測しづらい状態でした。しかし、ここへきてようやく金星が少しずつ太陽から離れてきて、どうにか観測できるようになってきました。
今回は接近と呼べるほどのものではありませんが、久しぶりなこともあって、あえて紹介することにしました。
今回は10月3日と4日に、それぞれ月が金星に近づきます。まず、10月3日の場合です。下の星図のように、金星の右側に月があります。この日、東京での日の入りは17時22分ですから、日没から48分が経過しています。まだ薄明が残った状態で、空が完全に暗くなるには、あと37分が必要です。
月齢は2.4と非常に細いものです。当然光は弱々しくて見づらいでしょう。金星は非常に明るいですから、こちらを目印にされた方がよさそうです。両天体の間隔は6.9度ありますから、かなり間延びした印象です。
月の形(10月3日) |
月の形(10月4日) |