日の出・日の入り時刻における金星の位置変化(2016年)

 2016年の金星は6月7日に外合となる以外、特に大きなイベントはありません。

 年初の金星は夜明け前、南東の空に見えています。しかし、次第に高度を下げながら東寄りに移動し、太陽へ近づいていきます。3月に入ると日の出時刻における高度が10度を切って、ほとんど人目につかなくなります。

日の出時刻における金星の位置変化

日の出時刻における金星の位置変化

 6月7日の外合を過ぎると、金星は日の入り前の西空に見えるようになります。10月ごろまでは高度が低くて人目につきませんが、日の入り時刻の高度が20度を超える11月ごろになると、人目につきはじめます。またこの時期の金星は、南西の空に見えます。年末にかけて、金星の高度がドンドン高くなり、宵の明星として君臨するでしょう。

日の入り時刻における金星の位置変化

日の入り時刻における金星の位置変化