木星が西矩 2017年1月9日

 木星は昨年9月27日に合となり、太陽と同じ方向へやってきました。その後は夜明け前に見ることができ、最近は少しずつ早い時間帯にも見られるようになってきました。そんな折、1月9日に木星が西矩を迎えます。
 
 西矩とは、惑星が太陽の西側へ90度離れることです。下に示した太陽系の図を見ると、太陽−地球−木星の作る角度が90度になっていることがわかります。

太陽系のようす

 西矩の頃の惑星は日の出ごろに南中しますから、「そろそろ観測条件が良くなってくるよ」というサインになります。この後木星は 2月7日に留となり、順行から逆行に移ります。そして、4月8日に衝を迎えて観測条件が最良となります。これからの木星に期待しましょう。

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