金星と海王星が大接近 2017年1月12日と13日

 海王星は元旦に火星へ超大接近して話題になりました。今度は1月12日から13日かけて、金星に大接近します。金星は非常に明るくて肉眼でも十分見ることができます。しかし、海王星は8等級と暗いですから、見るだけでも天体望遠鏡が必要です。
 
 下の星図は1月12日と13日の19時ごろ、西南西の方向を見たようすです。位置関係をわかりやすくするため、通常の星図よりも拡大しています。12日の海王星は金星の左側に見えます。間隔は0.6度と1度を切っており、大接近状態です。

1月12日 金星と海王星が接近

1月13日の場合

 13日になると、海王星は金星の下側にやってきます。正確にいうと、海王星は地球から非常に遠いところにありますから、恒星に対してほとんど動きません。地球に近くて動きの大きな金星が、海王星の上側にやってくるというのが正しい表現です。
 
 いずれにしても、昨日に続いて13日も大接近状態は変わらず、0.6度の間隔を維持しています。しかし、僅差で昨日よりも間隔がやや開いています。

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