月と木星が近づく　2017年7月28日と29日

　今月は7月1日に続いて、7月28日と29日も月が木星に近づきます。しかし今回は最接近の時刻が朝の６時ごろということで、木星が見えない時間帯です。このため接近が2日間にまたがる格好になっており、条件的にはあまり良くありません。

　まず、7月28日を見てみましょう。星図は21時ごろに西の方角、低い位置を眺めたようすです。月齢は5.1で、三日月よりも太った月があります。その左側へ6.3度離れた場所に木星があります。さらに左方向へ延長すると、おとめ座の１等星スピカがあります。こちらは木星から8.1度も離れていますので、接近と呼ぶには苦しいかもしれません。

7月28日の見え方

7月28日　月の形

　
　次に7月29日です。月齢は一つ増えて6.1になりました。位置も木星の左上の方へ移動しました。間隔は前日よりも少し広がって7.0度です。しかし、スピカを含めると前日よりもまとまりが出て、月、木星、スピカの３天体がなんとなく集まった感じがするでしょう。

7月29日の見え方

7月29日　月の形

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