9月18日の夜明け前、月と金星が接近します。最も近づくのは朝の9時前ごろで、0.9度まで近づく大接近となります。しかしこの時間帯は太陽が昇っていて観測できません。実際に見られるのは9月18日の夜明け前で、下の星図にある4時半ごろだと、2度ちょうどの間隔です。
細い月と明るい金星が接近したようすは、何度見てもため息が出るような美しさです。それに加えて今回は、金星の下側へ2.8度離れたところに、しし座の1等星レグルスも見えます。3天体が4.6度とという狭い範囲に集まるのは必見です。星図がゴチャゴチャするので、拡大図も載せておきました。位置関係を確認するのにご使用ください。
拡大図 |
月の形 |
なお、地平線に近いところでは、昨日超がつく大接近を果たした水星と火星のペアも見えます。今日の間隔は0.9度と少し開きましたが、それでもまだ大接近状態です。双眼鏡を使えば観測できますので、双眼鏡をお持ちの方は、こちらもいっしょにご覧になってください。