11月30日の早朝、火星がスピカに3.1度まで近づきます。
下の星図は朝の5時ごろ、東から南東方向の空を描いたものです。赤い火星と青白い色をしたスピカが、3.1度の間隔で斜めに並んでいます。明るさはスピカが1.0等なのに対して火星は1.7等と少しさえません。はるか下方には金色に光る木星もありますので、いっしょに見ておかれるとよいでしょう。
1週間ごとに火星が移動する経路 |
上の図はスピカに対する火星の動きを示したものです。火星はスピカ(おとめ座α星)に対し、右から左(西側から東側)へ通り過ぎていくことがわかります。