日の出・日の入り時刻における金星の位置変化(2017年)

 2017年の金星は3月23日に内合となります。この日を境に金星の見える時間帯が変わります。
 
 内合までの金星は夕方の西空に見えます。日の入り時刻に見える高度は年初で35度あまりですが、その後ジワジワと高度を上げていきます。1月下旬から2月上旬ごろにピークに達し、40度を超えてきます。しかし、その後は一気に高度が下がり、3月23日の内合を迎えます。これ以降は日の出前の東天に移ります。

日の入り時刻における金星の位置変化

日の入り時刻における金星の位置変化

 東天での金星はあまり高度が高くなりません。内合直後の4月はもとより、5月に入っても日の出時刻の高度は20度台止まりです。ピークに達する7月末から8月上旬頃でも30度台半ばがやっとです。以降は次第に高度を下げていき、人目に付きにくくなっていくでしょう。

日の出時刻における金星の位置変化

日の出時刻における金星の位置変化