昨年、夜明け前の東天を賑わせた金星が、1月9日に外合となります。
太陽系の図をご覧ください。地球、太陽、金星がこの順に一直線に並んでいます。地球から見た金星は太陽の向こう側にあり、太陽と同じ方向に見えるので外合であることがわかります。こうなると、しばらく金星の天体観測はお休みですね。
太陽と地球と金星の位置関係 |
日の入り時刻における金星の位置変化 |
今年の金星は10月ごろまで、宵の明星として夕方の西空で輝きます。しかし上図のように、日没時点の高度があまり高くなりません。せいぜい30度止まりですから人目につきにくく、今ひとつパッとしない金星になりそうです。