木星と火星が0.2度まで超接近 2018年1月7日

 1月7日の夜明け前、木星と火星が0.2度まで近づきます。最も近づくのは9時26分ですが、星図にある5時ごろでも、両天体の間隔はそれほど違いがありません。天体望遠鏡で150倍くらいの倍率でも同一視野におさまる間隔で、これはもう、超接近といってもよいでしょう。
 
 下の星図をご覧ください。東京で1月7日の朝5時ごろ、南東の空を見たようすです。木星と火星はてんびん座にあり、比較的低い位置に見えます。星図では木星と火星が重なっていますが、実際は木星の右側に火星があります。明るさは木星が-1.9等で、火星は1.4等です。両惑星がこれほど接近するのは珍しいですから、夜明け前に南東の空をぜひご覧ください。 

てんびん座で大接近する木星と火星

木星と火星  星座に対する1日ごとの動き

 表のように接近は1月7日だけではありません。1月5日から1月9日まで、1度以下の大接近状態が続きます。1月7日にご覧になれない方も、他の日にご覧になっていただければと思います。

日付 木星と火星の間隔
(5時の場合)
1月4日 1.5度
1月5日 1.0度
1月6日 0.6度
1月7日 0.2度
1月8日 0.4度
1月9日 0.9度
1月10日 1.3度
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