土星が遠日点を通過 2018年4月17日

 4月17日に土星が遠日点を通過します。遠日点とは惑星が公転軌道上で、太陽から最も遠ざかる地点のことです。
 
 土星の公転周期は29.532年です。ザックリ言うと、土星はおよそ30年かけて、太陽の周りを回っています。土星の離心率は 0.05549 とゼロではありません。つまり、円に近い楕円軌道を描きます。このため、太陽へ最も近づく近日点と、太陽から最も遠ざかる遠日点が存在します。
 
 下のグラフは、20年間にわたる土星の日心距離(太陽からの距離)の変化を示したものです。土星は2018年の前半に最も値が大きくなり、遠日点を通過することがわかります。

 太陽へ最も近づく2032年から2033年にかけてと比較すると、11.7%も遠い位置にあります。意外と距離が変化しているのですね。

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