5月21日の夕方、金星がふたご座の散開星団M35に大接近します。
M35といえば、ふたご座にある大型の散開星団として知られています。双眼鏡でも簡単に存在を確認できますし、天体望遠鏡を使うと小さな星粒がとてもきれいに見えます。
一方の金星は、夕空でひと頃よりも高度を上げており、ほとんど今年のピークです。しかし、日の入り時刻における高度は30度に達するかどうかといったところで、金星としてはそれほど高いわけではありません。
そんな両天体が0.7度まで大接近します。しかし、M35の視直径から考えると、金星がM35の中に入り込むわけではありません。
金星とM35の位置関係 |
広視界アイピースを使った低倍率なら、天体望遠鏡でも同一視野におさまりますので、ぜひ天体望遠鏡を使って観測したいところです。