火星の表面模様 2018年7月から8月

 火星は24時間37分の周期で自転しています。このため、火星の表面模様は時間の経過とともに変わっていきます。また同じ時刻に見ても、日を追うごとに少しずつ変化します。
 
 ここでは、2018年7月14日から8月27日の21時、0時、3時に見える火星表面模様の略図を示しました。この時期は火星歴で10月下旬から11月下旬にあたるため、北半球よりも南半球の方がよく見えます。
 
 ソフトの都合上、緑色に塗りつぶされてしまった日がありますが、ご了承ください。

21時

 21時に観測した場合の火星の表面模様です。大シュルチスが最も見やすいのは、7月20日から7月23日にかけてと、8月末です。大接近となる7月31日は、キムメリア人の海やシレーンの海が見えます。8月上旬の後半は濃い模様が少ないですから、小望遠鏡では面白味に欠けるかもしれません。

7月14日から7月28日 21時

7月29日から8月12日 21時

8月13日から8月27日 21時

0時

 0時に観測した場合です。大シュルチスが最も見やすいのは、7月26日から7月29日にかけてです。大接近となる7月31日は、チュレニーの海やキムメリア人の海が見えます。お盆の頃は濃い模様が見えませんから、少し物足りない感じがします。
 
※7月28日はソフトの都合上、緑色に塗りつぶされています。ご了承ください。

7月14日から7月28日 0時

7月29日から8月12日 0時

8月13日から8月27日 0時

3時

 3時に観測した場合の火星の表面模様です。大シュルチスが最も見やすいのは、7月31日から8月3日にかけてです。大接近となる7月31日は、大シュルチスを観測するのに最適ですが、火星の高度が低い時間帯なのが残念なところです。8月中旬の後半は、濃い模様が乏しい時期です。

7月14日から7月28日 3時

7月29日から8月12日 3時

8月13日から8月27日 3時