火星は12月10日に太陽の東側へ90度離れる東矩となります。
太陽系の図を見ると、火星と地球、地球と太陽を結ぶ2つの直線のなす角が90度になっています。
今は21時ごろだと、火星は南西の空で比較的低い位置に見えます。ひと頃に比べてだいぶ西へ傾いており、東矩であることを実感させられます。明るさは0.1等と、マイナス等級ではなくなりました。
火星と地球と太陽の位置関係 |
東矩になった火星はこの後、太陽から逃げるように、恒星に対してひたすら東へ移動します。しかし、少しずつ太陽に追いつかれて、来年9月4日に合となります。