天王星が衝 2019年10月28日

 10月28日は天王星が衝となり、観望期となります。
 
 衝とは、外惑星が太陽から180度離れた位置にやってくることです。衝の頃は真夜中に南中して一晩中観測できますし、地球との距離も縮まって観測しやすくなります。
 
 今、天王星はおひつじ座にあります。20時ごろに東の空を見上げましょう。おひつじ座のα星(ハマル、2.0等)からたどるのが良さそうです。天王星はハマルとうお座α星の中間付近に位置しています。拡大図も載せておきましたので、探される際の参考にしてください。

天王星が見える位置

拡大星図

 天王星は遠くにある惑星ですから、衝の頃でも5.7等の明るさしかありません。条件が整えば肉眼でもどうにか見えるはずですが、慣れた人でないと難物です。確認するためには、双眼鏡が必須と思われた方が良いでしょう。天体望遠鏡では独特の青緑色に見えますので、他の星と見間違えることはありません。

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