月と火星が並ぶ 2019年12月23日

 火星は9月4日に合となり、太陽と同じ方向へやってきました。その後は夜明け前の東天に回り、ここへきて夜明け前に見ることができるようになってきました。
 
 そんな折、12月23日の夜明け前に月と火星が近づきます。朝の5時ごろ、南東の低い位置をご覧ください。比較的低い位置に、3日後に新月をひかえた三日月が見えます。
 
 火星はその下側にあります。地球から2.25AUと遠い位置にあるため、明るさは1.6等とさえません。月との間隔は4.6度で、やや開き気味です。

月の形

 今後の火星は、来年10月6日に起こる準大接近を目指し、地球との距離を次第に縮めていきます。

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