月が火星と木星と土星に近づく 2020年3月18日から19日

 夜明け前の東天は、火星と木星と土星という3つの惑星が集まってにぎやかですが、3月18日から19日かけては月が近づいて見ものです。

3月18日

 朝の4時ごろ、南東の低い位置をご覧ください。火星と木星が1.6度まで接近しています。また木星の左下へ7.3度離れた所に、土星も見えます。
 
 この日は火星と木星の右側から月が近づきます。月齢は23.1で、下弦を2日過ぎています。月と火星の間隔は6.3度と、だいぶ開き気味です。

月の形

3月19日 オススメ

 翌日は月齢が一つ上がり、昨日よりも幾分細くなります。月の位置は土星の右側にあり、3.6度の間隔で並びます。木星や火星からも近い位置で、4つの天体が集まる格好になります。最も間隔が広いのは火星と土星で、8.1度です。
 
 4つの天体がこの範囲におさまるのですから、相当にぎやかな眺めです。接近ファンもそうでない方も、逃さず観測しましょう。
 

月・惑星の間隔
(4時の場合)
木星 土星
火星 1.1度 8.1度 6.0度
木星 7.2度 5.4度
土星 3.6度

月の形

 この後、明日3月20日に火星と木星が、そして来月1日は火星と土星が、それぞれ大接近します。お楽しみに!

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