金星が最大光輝 2020年4月28日

 4月28日はおよそ1年5ヶ月ぶりに、金星が最も明るくなる最大光輝を迎えます。
 
 下に示した金星の光度曲線をご覧ください。4月下旬に最も明るくなることがわかります。明るさは-4.5等に達しますので、1等星よりも5.5等も明るいことになります。もしも金星が1等星だとすると、普通の1等星は6.5等にかすんでしまい、肉眼で見ることができなくなります。金星がいかに明るいか、おわかりいただけるでしょう。

金星の光度変化

金星が見える位置

 
 上の星図は、20時ごろに金星が見える位置を示したものです。方向は真西よりも少し北寄り、西北西に見えます。金星の左下にはおうし座のアルデバラン(1.0等)、右上にはぎょしゃ座のカペラ(0.1等)が見えますので、明るさを比較してみてください。

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