7月14日は木星が衝となります。
地球から見た外惑星が、太陽から180度離れた位置に見えることを、衝といいます。太陽系のようすを描いた図をご覧ください。太陽、地球、木星がこの順に一直線に並んでおり、木星が衝であることがわかります。
21時ごろ、南東方向の比較的低い位置をご覧ください。ひときわ明るく光る金色の星が見つかります。これが木星です。-2.8等と非常に明るいですから、他の星と見間違えることはありません。
太陽と地球と木星の位置関係 |
21時ごろ、南東に見える木星 |
衝の頃は地球に近づいていますし、太陽と反対側にあるため一晩中観測することができます。いいこと尽くしですね。今まさに観測好機ですから、天体望遠鏡をお持ちの方は、ぜひ木星へ向けてください。小望遠鏡でも縞模様や大赤斑、ガリレオ衛星を見ることができますよ。