10月23日は木星に続いて土星が東矩となります。
太陽系の図をご覧ください。太陽、地球、土星を順に結んだ直線が作る角度は90度になっています。しかも、地球から見た土星は太陽の左側、つまり東側にありますので、東矩であることがわかります。
夜空を見てみましょう。東京で20時ごろなら土星は南西の空にあり、0.5等で光ります。偶然ですがこの日、上弦の月が土星の左へ4.5度離れたところにあります。木星も5.9度の間隔で並んでおり、付近はにぎやかです。
太陽と地球と土星の位置関係 |
20時ごろ、南西に見える土星 |
東矩となった土星はこの後、来年1月の合に向けて次第に太陽へ近づき、観測条件が悪化します。