11月1日は天王星が衝になります。
外惑星が衝になると観測好機になるイメージがあります。しかし、天王星は遠いところにあるため、それほど恩恵を受けるわけではありません。明るさは5.7等と肉眼で見るのは難しいですし、視直径も3.8秒と非常に小さなものです。
拡大図 |
今、天王星はおひつじ座にあり、20時ごろですと東の方角に見えます。
拡大した星図を使って双眼鏡で探しましょう。おひつじ座の19番星(5.7等)や29番星(6.0等)、31番星(5.7等)との位置関係から見つけてください。数日たってから観測し、移動が確認できれば天王星に間違いありません。
天体望遠鏡を使うと独特の青緑色に見えますから、すぐに天王星だとわかります。また、100倍以上の倍率にすると、なんとなく点像でなくなり、面積を持った天体であることがわかります。