木星の経路（2020年）

　2020年の星座間における木星の経路です。
　
　2020年の最初の頃、木星はいて座で順行しています。 5月15日に留となって逆行に移り、星座に対して東から西（下の星図では左から右）へ移動します。
　
　7月14日に衝を迎えて観望期となります。赤緯がマイナス20度を下回っているため南中高度が低く、大気の影響を受けやすいですが、夏の良い観測対象になるでしょう。その後は9月13日に留となって、逆行から順行へ戻ります。
　
　年末にかけて木星の動きが次第に大きくなり、12月後半にやぎ座へ入ります。太陽と同じ方向へやってくる合は来年の1月29日で、2020年は合がありません。
　
　特筆すべきこととして、2020木星は土星と接近します。5月18日に4.7度、12月22日に0.1度まで近づいて見ものです。