3月19日は月が火星に接近します。
火星は西に傾く時間が早くなってきました。21時だと西の空で高度が30度に届かないくらいです。明るさも落ちて既にマイナス等級ではなくなり、1.1等と1等星並の明るさです。
そんな火星の下側に、月齢6.1という半月を2日後に控えた月が近づきます。両天体の間隔は4.5度と、条件的にはまずまずです。
月の形 |
2021年のこのペアによる条件は、年初が一番悪いくらいで、比較的条件の良いものが多くなっています。特に12月3日の午前中は、接近し過ぎて火星食が起こります。しかし、天体望遠鏡でも相当見づらいでしょう。他には4月17日は、1度を切る大接近です。接近間隔が3度を切るケースも多くあり、両天体の接近が楽しめそうです。