金星がスピカに接近 2021年9月6日

 9月6日の夕方、金星がスピカに近づきます。
 
 スピカといえば、おとめ座の1等星ですね。おとめ座といえば春の星座ですから、夕方に薄明が残る中、ほんのわずかの時間だけしか見ることができません。一方、金星は相変わらず高度が上がらず、日の入り時刻の高度は20度を切っています。そんな二天体が9月6日に1.7度まで接近します。

 空が完全に暗くなるまで、あと30分近くあります。金星は明るいので問題なく見つけられますが、スピカは1等星といえど薄明の中。しかも、高度は6度しかありません。もしかすると、金星の下側に光る星がないか目を凝らしても、見つけられない可能性もあります。双眼鏡を用意できる方は、準備しておきましょう。

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