6月28日は木星が西矩となります。
西矩とは、外惑星が太陽の西側へ90度離れることです。太陽系の図を見ると太陽、地球、木星の順に結んで作られた直線の交わる角度が90度になっています。
一般に西矩の頃は、日の出頃に南中すると言われます。しかしこの時期は、夏至に近くて日の出時刻が早いため、実際に日の出頃に見える方角は南東になります。
太陽と地球と木星の位置関係 |
木星が見える位置 |
深夜の2時ごろ東南東の空をご覧ください。金色に光る明るい星が見つかりますが、これが木星です。木星はこの後、9月27日の衝を目指して次第に昇ってくる時間が早くなり、それとともに観測条件が良くなります。