東矩とは、惑星が太陽の東側へ90度離れた位置へやってくることです。
土星が11月17日に東矩となります。太陽が沈んだ後、90度離れた分だけ土星が遅れて沈みます。180度離れた衝の頃と比べると、すぐに沈んでしまう印象があります。
太陽と地球と土星の位置関係 |
土星が見える位置 |
21時ごろ、南西の空をご覧ください。比較的低い位置で黄土色に、0.7等で光るのが土星です。東矩ということで、ひと頃と比べると高度が下がってきました。この後の土星は来年2月17日の合に向け、観測条件が悪化していきます。