日の出・日の入り時刻における金星の位置変化(2022年)

 2022年の金星は、基本的に日の出前に見えます。1月9日が内合ということで、年初の金星は一気に高度を上げてきます。3月20日が西方最大離角ですが、東京で日の出時刻の高度は23度台しかありません。最も高度が高くなる2月20日頃でも26度です。その後は7月下旬まで20度そこそこで推移しますから、あまり人目につかずパッとしません。

日の出時刻における金星の位置変化

日の出時刻における金星の位置変化

 
 日の入り後の夕方に見えるのは、年初と年末です。といっても、日の入り時刻の金星高度が10度を超える期間はわずかしかなく、観測は難しいでしょう。

日の入り時刻における金星の位置変化

日の入り時刻における金星の位置変化