金星が東方最大離角 2023年6月4日

 6月4日は金星が東方最大離角になります。
 
 今年の金星は夕方の西空に見えますが、6月4日に太陽の東側へ最も離れます。日の入り時刻の高度は40度近くに達し、存在感が増します。しかし、実際に日の入り時刻における高度が最も高くなるのは5月中旬です。といっても高度そのものに大した違いはありません。

金星の位置と形の変化(7日間隔)

 

 この後の金星は8月12日の内合を目指してドンドン高度を下げていきます。それとともに金星の大きさや形が大きく変化します。下の図は7日間隔でその変化を表したものです。たった一週間でも結構違いがあることがわかります。金星観測が一番楽しい時期ですから、天体望遠鏡をお持ちの方は、ぜひ観測してください。

金星大きさと形の変化(10日間隔)

 
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