9月5日は水星が太陽から西側へ最も離れ、西方最大離角となります。
早朝4時15分ごろ、東の低空をご覧ください。高度4.5度という低い位置に水星があります。肉眼では近くに星が見えず、水星だけがポツンと光って見えます。
明るさは-0.2等で明るいように思いますが、意外にそうでもありません。薄明は3時48分から始まっており、薄明開始から27分たっています。日の出が5時16分と1時間後にひかえていますので、この後空がどんどん明るくなります。薄明が進むにつれて水星は見えなくなってしまいますから、出来るだけ早いうちに見つけるのがポイントです。
日の出時刻における水星の位置変化 |
西方最大離角となる9月5日だけでなく、前後数日間は同じような条件で水星を見ることができます。水星は日を追うごとに明るくなりますから、9月5日の前に見るよりも、後に見た方が有利です。