日の出・日の入り時刻における金星の位置変化(2024年)

 2024年の金星は全体的に見づらい期間が続きます。
 
 2024年の前半は夜明け前に見えます。年初が最も高度が高く、日の出時刻における金星の高度は20度台後半です。この頃は東と言うよりも、南東の空に見えます。その後は高度を下げていき、3月には10度を切って、かなり見づらくなります。6月4日に合となり、その後は日の入り後の西天で見られるようになります。

日の出時刻における金星の位置変化

日の出時刻における金星の位置変化

 日の入り後に見られる金星も見づらいものです。日の入り時刻の高度は10月になって、ようやく15度を超えてきます。それでもまだまだ見づらく、30度を超えてくるのは12月に入ってからです。

日の入り時刻における金星の位置変化

日の入り時刻における金星の位置変化