金星が最大光輝 2025年2月15日

 2月15日は金星が最大光輝となり、最も明るく輝きます。
 
 最大光輝は東方最大離角の約1ヶ月後と、西方最大離角の約1ヶ月前に起こります。今年の1月10日に東方最大離角が起こりましたから、今回は前者のパターンになります。金星が光る面積と地球と金星の距離の関係により、三日月形になった頃が最も明るくなるのです。
 
 その明るさは-4.9等といいますから、もはや異様な明るさと言っても過言ではありません。金星を1等星に例えると、普通の1等星は6等星ほどにしかなりません。金星がいかに明るいか、おわかりいただけるでしょう。

 金星の明るさが-4.9等と聞いて「おやっ?」と思われた方がおられるかもしれません。今までは小数点第二位を四捨五入すると、-4.7等が最大でしたから、-4.9等などというのは初耳です。実は光度計算式が変更されており、新しい計算式で計算すると、このようになるのだそうです。ですから以前と比べて金星が急に明るくなったわけではありません。でもなんだか、しっくりきません・・・。

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