金星が内合 2025年3月21日

 3月21日は金星が内合となります。
 
 内合とは地球、金星、太陽がこの順で一直線に並ぶことです。この時、地球から見た金星は、太陽と同じ方向に見えます。
 
 一般的にはこのように説明されますが、実際は金星と太陽が重なって見えるわけではありません。重なる場合は金星の日面通過(または太陽面通過)と呼ばれ、100年に一度クラスの超がつくレアな天文現象となります。東京で南中を少し過ぎた頃、12時の星図を見ると、太陽と金星は9度も離れています。

12時の金星と太陽の位置

 この後の金星は夜明け前の東天に回り、しばらくすると宵の明星として輝くようになります。

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