4月30日は月と木星が近づきます。
20時頃に西の方角をご覧ください。東京で18時27分に日が沈んでから、ようやく暗くなった夜空に、月齢2.7の三日月が見えます。木星は月の左隣にあり、間隔は6.6度とだいぶ開いています。この後2時台に4.5度まで近づきますが、両天体とも合わせるように21時42分に沈んでしまうので、最接近を見ることはできません。
ひと頃は木星がおうし座の1等星アルデバランに近づいていました。しかし今では間隔が12.3度と、すっかり開いてしまいました。
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月の形 |
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この後木星は6月25日に合となりますので、観測条件が急速に悪化します。夕方に見られるこのペアの接近も、そろそろ終わりが近づいてきました。次回は条件がとても悪いですから、できるだけ今回見ておきましょう。