5月24日の未明、月と金星が縦に並んで接近します。
早朝3時ごろ、東の低空をご覧ください。昨日見られた月と土星の接近から月齢が一つ上がり、月齢25.9の月があります。3日後の27日が新月ですから、三日月といったところでしょうか。
月の真下に明るく光る星があり、これが金星です。月との間隔は2.9度で、まずまず良い条件の接近です。金星は太陽からの離角が45.6度で、来月1日が西方最大離角です。しかし高度はあまり上がっておらず、星図で金星の高度は7度しかありません。
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月の形 |
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これくらいの月齢の月は、本来光らない部分がほんのりと光って見えます。これを地球照といいます。地球の光を反射して光るもので、金星との接近の美しさに花を添えます。