2025年11月5日のスーパームーンに続いて、12月5日にもスーパームーンが見られます。
スーパームーンは天文用語ではなく、決まった定義がありません。当サイトが定義するスーパームーンによると、先月に続いて2か月連続で見られるということです。最接近時の距離を比べると、先月は35.683万Kmで、今月は35.696万Kmです。ほとんど変わりませんが、ほんのわずか今回の方が遠いことがわかります。
今月の場合、満月は12月5日の8時14分です。月が地球に最も近づくのは前日12月4日の20時7分ですから、ちょうど半日、12時間7分ずれています。先月よりも条件が若干悪くなっています。21時に見た場合は、前日の方がほんの少し大きく見えるのですが、満月は12月5日ですからスーパームーンと言えなくなってしまいます。
下の星図のように21時ごろですと、満月が東の空の中ほどに見えますから、大きな満月をご覧になってください。
![]() |
東京から21時に見えるスーパームーンを、先月と比較しましょう。左右を見比べても、ほとんど違いがわかりませんね。しかし今回は、満月となる時間から半日以上過ぎていますので、太陽からの離角が小さくなります。そのせいで輝面比が0.99となっており、ほんの一部ですが欠けています。
そして肝心の大きさも、先月は視直径が33.97分だったのが今月は33.84分と、ほんのわずか小さくなっています。
12月5日のスーパームーン |
11月5日の場合 |
|
![]() |
![]() |
|
|
※表示された視直径は東京から見た場合です。
|
||
次回は2026年12月24日に起こりますので、クリスマスイブの夜にスーパームーンが見られます。