10月5日は土星が衝となり、観測好機を迎えます。
土星は21時ごろ、南東の空の中ほどに見えます。明るさは0.3等で落ち着いた黄土色をしています。周りに明るい星がありませんので、肉眼で見てもすぐに土星だとわかります。
土星は環がある天体として有名ですが、小型の望遠鏡でも環を観測することができます。昨年11月24日に環の傾きが0.37度と最小になって以降、少しずつ環が開き始めたところです。倍率を上げるとA環とB環の間にあるカッシーニの空隙もどうにか見えるでしょう。また、土星の衛星ティタンは8.4等ですから、望遠鏡なら簡単に確認することができます。
土星は2010年以来、16年ぶりに北半球へ入りました。そのおかげで高度が高くなり、安定した気流で観測することができます。この機会にぜひ、天体望遠鏡を土星に向けてください。
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地球と土星の位置関係 |
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衝について、簡単に触れておきます。衝とは外惑星が太陽から180度離れた位置にやってくることです。太陽系の図を見ると、太陽・地球・土星がこの順で一直線に並んでおり、衝であることがわかります。衝の頃の惑星は太陽と反対方向にありますので真夜中に南中し、観測時間を多くとることができます。また、惑星は地球に最接近していますので、観測好機といえます。