赤外線

 赤外線は目に見えない光のひとつです。日食観察時には赤外線によって網膜がヤケドを起こさないように細心の注意を払わなくてはなりません。それというのも、赤外線は熱線とよばれることがあるように、人間の肌に当たるとヤケドを引き起こすことがあるからです。
 
 赤外線を肉眼で見続けると、目の水晶体に白内障を起こしたり、硝子体に白濁が生じたりし、ひどい場合は網膜がヤケドのような状態になることもあります。この結果、最悪の場合は失明の恐れがあって非常に危険です。おまけに目に見えない光ですから、赤外線を受けていることに気づかないのでやっかいです。